ホーム>でぶぶの考察シリーズ|阪神タイガース2019年ドラフト直前展望(2018年10月15日更新)

でぶぶ的テキトー考察|阪神タイガース2019年ドラフト直前展望


テキトー分析

2019年ドラフト会議が10月17日に迫っております。忙しかったのでまた直前の更新となります。逆指名(希望枠、自由枠などなど)がなくなってからのドラフト会議はエンターテイメント性が高まり非常に面白く感じます。またドラフト関連の情報を書籍(週刊ベースボールのドラフト特集、野球太郎などの雑誌)においてもネット上でも気軽に入手できることからワクワク感が否が応でも高まります。私は大した知識のない素人ドラフト好きですが、素人でも楽しめるのが昨今のドラフト!あまり気張らずゆる〜く記事を書いていきます!

では阪神タイガースのドラフト補強ポイントはどこなのでしょうか?テキトーにA〜C(Aが緊急度高し、Cが緊急度低し、という感じ)で査定してみました。

先発陣・・・A
※ある程度の頭数、将来性有望な若手はいるものの、絶対的エースがいない。また、メッセ引退、藤浪行方不明中のため補強の必要性高し。

中継ぎ陣・・・B
※阪神のストロングポイントであるのは間違いないが、主力の外国人率(ドリス・ジョンソン)、ベテラン率(藤川・能見)が高く、見た目ほど安泰ではない。ただ、一人消えたら新たに、にょきにょき生えてくる傾向があるので(今年は島本と守屋が生えてきた)、そこまで心配する必要はない。中継ぎタイプを指名するなら下位であろう。

抑え・・・C
※藤川が圧巻の投球、しかし年齢的にいつ引退してもおかしくないの後釜は必要。ただ、今年のドラフト対象に候補がいないためドラフトでの補強は不要(てか無理)。

捕手・・・B
※梅野が充実期で、控えの実力者坂本と原口も全員20代、即戦力捕手は不要か。ただし、チームで一番若い捕手が25歳の長坂と片山なのはいかがなものか?今年は大学生捕手の当たり年ではあるが、中位から下位で高校生捕手を指名して2軍で鍛えるべし。

内野手・・・B
※近年の即戦力ドラフトで1軍内野陣の頭数はそこそこ。ただし、2軍内野陣の高齢化がひどい。高校生内野手を必ず指名すべし。

外野手・・・B
※とりあえず頭数はいるが、3年後にレギュラーで出てそうなのが近本と高山くらい(横田引退、中谷打率低すぎ、陽川打率低すぎ、江越バットに当たらないなどなどで)、糸井と福留引退後を見据え、内野手と同じくスケースのでかい高校生外野手を指名すべし。



具体的な選手名をテキトーにつぶやいてみる


テキトー雑感

投手について


■西・ガルシアを補強し、シーズン前は「充実の先発陣やな」と見ていましたが、メッセンジャーが引退、ガルシアが先発としては微妙な出来、藤浪が結局復活せずなどなどで、かなり苦しいローテ運用となりました。ただ、西は期待通り(又は期待以上)の活躍、青柳が規定投球回到達、高橋も来季は規定投球回を狙えそうで、絶望的ではありません。また、岩田・岩貞・秋山ら実績組もまだまだ一定の活躍は見込めるでしょうし、馬場、小野、才木、浜地、望月など将来性豊かな若手本格派が控えています。ただ、絶対的なエース級投手がいないため(本来は藤浪がその役目を担うはずでした)、なんとなくしまりがない先発陣になっております。

■恐らく投手を1位指名すると思われますが、噂通りビッグ3(奥川・佐々木・森下)の誰かを指名するのが妥当でしょう。個人的には、ビッグ3の中では奥川投手(星稜)か森下投手(明治大)が良いかと思います(佐々木は日ハムに任せたらよいかと思います)。また、ビッグ3以外で単独指名を狙うのであれば西投手(創志学園)というのもありでしょう(なんとなくマエケンを単独指名した広島を思い出します)。左腕の河野投手(JFE西日本)の単独指名を狙うのも戦略としては面白いかもしれませんが、ちょっとスケール不足な気もします(外れ1位で指名できたら嬉しいけど、単独ならちょっと・・・みたいな感じですかね)。

■彼らを指名できなかった場合の1位候補ですが、大型右腕の太田投手(JR東日本)は阪神が最近好きそうな恵体(190センチ90キロ)潜在能力タイプです(中途半端な投手にいくのであれば太田投手のようなロマンタイプにいってほしいですね)。また、先発タイプの若手左腕が右に比べると不足気味ですから宮城投手(興南)や及川投手(横浜)などの高校生左腕を指名するのもよいと思います(及川投手はかなりのバクチ物件ですが、当たった時のリターンは大きそうです)。

■中位以下で伊勢投手(明治大)や津森投手(東北福祉大)などの右の変則投手を指名してほしいですが、そこまでは残ってないですかね・・・。新聞で噂にあがっている右のサイドスロー松岡投手(武蔵ヒートベアーズ)も下位(6位や7位など)で指名できたら良いかなと思っていましたが、最近評価が上がっているようですので下位では厳しいかもしれませんね。メッセンジャーが絶賛した!と言われている大商大の大西投手はどうでしょう?大学リーグでは圧倒的な成績を残していますが、右のよくいそうなタイプですからね・・・。地元ですし(何となく)メッセ魂の後継者として4位か5位で指名できるのであればありかもしれません。

■20歳前後の左腕が川原(高卒1年目)しかいないので、上位で左腕を指名しなかった場合には、下位で高卒素材型左腕を指名してほしいですね(右は高卒をそれなりに獲得しているんですけどね・・・)。



捕手について


■梅野(28歳)がセリーグbPキャッチャーを争うレベルに進化し(FA移籍しなければ後5年くらい安泰そう)、控えに総合力の坂本や打撃力の原口などが控えているため即戦力捕手は不要です。今年は大卒捕手の当たり年で佐藤捕手(東洋大)、海野捕手(東海大)、郡司捕手(慶大)など1位、2位で消えそうな捕手ばかりですが、たとえ彼らと言えど梅野との正捕手争いに勝利するのは容易ではなく(坂本や原口との1軍枠争いすらなかなか厳しい)、梅野が衰えるころには彼らもそれなりの年齢になってしまいます。

■よって梅野の全盛期をやりすごせそうな世代の捕手が欲しいです。しかもいびつなドラフト戦略のせいか阪神の捕手は25歳が一番若いというとんでもない状況です。高校生捕手を獲得すれば2軍でかなり起用できる状況ですから、大学生捕手や社会人捕手には目もくれず高校生捕手を必ず指名してほしいです。3位以下で山瀬捕手(星稜)や東妻捕手(智弁和歌山)などを指名できればよいと思いますが、彼らが無理でも「捕手を指名するなら高校生」です!




内野手について


■1軍の二遊間は他球団に比べれば物足りないですが、一応糸原・木浪・北條という1軍でレギュラー起用できそうな20代の選手がいます。よって彼らを圧倒できそうな選手ならともかく、「そこそこ」の即戦力社会人・大学生は不要かと思います。新聞などで上位指名候補として噂にあがっている小深田選手(大阪ガス)もよい選手だとは思いますが、入団したら25歳くらいですから、いきなり木浪・北條・糸原らとのレギュラー争いということになります。彼らも(二遊間の選手としては)打撃はそこそこやりますから、小深田選手が打撃で彼らを圧倒できるとは思えません。守備や走塁が圧倒的(例えば西武の源田選手のような)なのであれば獲得もありでしょうが、どうなのでしょう?(木浪や糸原と同レベルの選手ならあえて指名する必要はないと思います。小深田選手がどうこうと言うよりチーム構成上必要性が低いということです)

■二遊間の選手については、高卒の選手を獲得してほしいですね。2軍戦に出場する若手が小幡(19歳)しかおらず、次に若いのが熊谷(24歳。ちなみに23歳の植田は2軍戦にはほとんど出ない)ですからね。捕手もですけど、阪神は年齢構成はあまり考えてないんですかね?(笑)今年は高校生二遊間の有望株が多いので、2位か3位の上位を使って指名すべきだと思います(そして2軍でたっぷり鍛えましょう)。森選手(桐蔭学園。2位には残ってないですかね)、紅林選手(駿河総合)、上野選手(京都国際)、武岡選手(八戸学院光星)のうちの誰かが来てくれたら嬉しいですね。また、ドラフトと関係ないですが横浜をクビになった松尾選手(遊撃手)は高校の時好きだったんですけど、もうダメなんですかね?阪神が獲得したら何となく嬉しいですけどね。

■打線に芯がないチームですから、主軸を打てそうな選手が切実に欲しいです。今年であれば石川選手(東邦、三塁手)でしょうか。阪神の2巡目までは確実に残っていないでしょうから、1位又は外れ1位で狙うしかないです。1位レベルの投手も欲しいですから判断が難しいところですが、思い切って1位で指名するのもありかと思います(しかも右打ちですしね)。また、上位以外ではパナソニックの片山選手(一塁手)も面白いかと思いますが、セリーグでこのタイプが成功するのをあまり見たことがないのでちょっと躊躇すると思います。4位以下の指名でもよいのであればありかもしれませんが、恐らくパリーグ球団に入団したほうが本人は幸せかと思います(阪神をはじめとするセリーグ球団は使えこなせそうにないですね)。



外野手について


■来シーズンに限ってはそこそこ頭数はいます。大ベテランの福留と糸井、近本と打撃勘を取り戻しつつある高山、この4人はレギュラー候補と言えるでしょう。ただし、福留は来季43歳でいつ引退してもおかしくない年齢(能力的にも相当落ちています)、糸井も来季39歳(鳥谷より上!)で下半身爆弾持ちです。また、近本は1年目、高山も不動のレギュラーと言えるほどではないので将来を見据えての外野の補強も必須です(期待していた中谷・江越がレギュラーとしての稼働が期待薄になってしまったのが悲しいです。スーパー素材だった横田の引退も・・・)。

■やはり地元関西の有名人で右の長距離砲とドンピシャの井上選手(履正社)は指名してほしいですね。ただ、ネットでもチラホラ言われていますが、時間がかかりそうですし、鵜久森臭(地雷臭とも言う)のする選手ですので1位、2位の枠を使うのは躊躇します。「3位以下で指名できれば・・・」と思いますが、そこまで残っているか、また残っていても阪神が指名するかどうか・・・。個人的には3位まで残っていれば地雷を踏む覚悟で指名してほしいですね。

■また、社会人bP外野手と言われる佐藤選手(JR西日本)を指名するのもありかと思います。この選手は社会人ですが高卒3年目の21歳と若いのがよいですし、井上選手と違って守備と足もストロングポイントです。プロで成功する可能性は井上選手より高いでしょう(ほのかだが江越臭がしますが・・・)。ただ、評価が高まっているようで恐らく阪神の2位枠を使わなければ指名できないでしょう(その前に2位の最初のほうで指名される可能性もありますね)。近年高山、近本と外野手に1位枠を使っていますから、そのあたりをどう考えるかでしょうね。



超適当シミュレーション


1位 石川昴弥(東邦高)
2位 紅林弘太郎(駿河総合高)
3位 井上広大(履正社高)
4位 片山勢三(パナソニック)

■現実味はないでしょうけど、チームを変えるためにこのくらい思い切ってもいいと思うんですけどね。投手陣が崩壊しますかね?(笑)1位の石川選手のところを西投手に変えても面白いかなと思います。

■現実的には1位宮川投手(クジ3回外して社会人即戦力投手)、2位小深田内野手(社会人野手ヒャッホー!)、3位東妻捕手(元阪神中谷仁の教え子)、4位大西投手(大商大。右の即戦力)みたいな感じになるかもしれません。